2011年11月施工。セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿の1年半後に建設されましたが、着工時期は同時期となるため、当時、西新宿の再開発が急ピッチで進められていたことが伺えます。
2. デザイン
住友不動産の物件で積極的に採用されているガラスカーテンウォールのデザインが取り入れられているものの、グランドの名にふさわしく重厚な高層ビルといった概観となっており、人が居住できるマンションには見えません。
スタイリッシュで近未来的なデザインを採用したセントラルパークタワー ラ・トゥール新宿とは差別化が図られています。
新宿の空を反射したガラスの青さと、重厚なブラックのラインが調和した貫禄のあるデザインです。

施工は大成建設が担当しています。
住友不動産新宿グランドタワーの中にエントランスがあり、ビルの中にマンションがあるといった独特な作りとなっています。エントランスの周囲は商業フロアとなっておりオシャレなカフェが並んでいます。

エントランスもエレガンスな佇まいです。
3. 共用施設・サービス
コンシェルジュ、フィットネスジムという基本的なサービス・設備の他に、ペットの足洗い場が用意されています。
スパやスカイラウンジなどは備えられておらず、タワーマンションとしては少々物足りない設備かもしれません。
4. 間取り、賃料
ラ・トゥール新宿の中でも高めの価格設定となっており、30㎡台の1Kタイプのお部屋でも20万円台からです。すぐ近くのセントラルパークタワー ラ・トゥール新宿は1Kで10万円台前半のお部屋も用意されていることからも、よりハイグレードを意識して建設されたマンションであることが伺えます。
最上階のお部屋は賃料130万円と非常に高額ですが、200㎡にも迫る面積と46.5畳という高級マンションでも中々ない広さが魅力的です。

ひし形のような間取りが特徴的なセントラルパークタワー ラ・トゥール新宿とは異なり、こちらは正方形のシンプルな間取りのお部屋となっています。
5. 内覧動画
最上級のお部屋の動画が見当たらなかったため、こちらは1LDKと小さめのお部屋です。賃料は40万円前後でしょうか。
6. アクセス
最寄り駅は東京メトロ丸の内線の西新宿駅。駅周辺に住居の少ない新宿には珍しい徒歩3分の好立地です。そのほか、東京メトロ丸の内線・都営大江戸線中野坂上駅からも7分程の距離となってます。
新宿グランドタワーの入り口が青梅街道沿い、レジデンス側の入り口が区役所通り沿いのあり、内部で繋がっています。目的に応じてエントランスを使い分けることが出来るのはさりげなく嬉しいポイントです。
7. 近隣施設
先述の通り建物内にカフェフロアがあり、サンマルクカフェや、パワーサラダ専門店のMARGO、中華料理店などが入居しています。(2020/04現在)

また、隣接する新宿フロントタワーには高級スーパー元町ユニオンや大戸屋といった多数の飲食店が入居しています。
青梅街道沿いには他にも様々な飲食店が店舗を構え、中野坂上方面に数分あるけばファミリー向けのスーパーであるライフ中野坂上店もあり日用品の買い出しには困りません。
新宿駅も徒歩10分ほどでアクセスできます。
尚、近くを通る西新宿の十二社通り沿いは現在再開発の真っ只中で、今後数年の間に様々な複合施設が建設されることがアナウンスされています。高層ビル群の立ち並ぶオフィス街のイメージの強い西新宿も、西側は古めの家屋が目立つ住宅街でしたが一気に近代化が進んでいきそうです。
8. まとめ
西新宿2番目のラ・トゥールであるラ・トゥール新宿グランド。2020年現在、西新宿には3つのラ・トゥールが存在しますが、その中でも最もハイグレードなマンションとなっています。
共有施設に物足りなさも残るものの、高級オフィスビルの中にそのまま住まうような感覚は中々味わう事ができません。西新宿駅から近い点も魅力的です。
賃料は高めではありますが、こちらはマンスリーマンションとしては貸出も行っており、1カ月のみの利用で雰囲気を味わうといった使い方も出来るかもしれません。
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