2. デザイン
前述の通り、2015年度にグッドデザイン賞、また2017年度には優秀な建築作品に与えられるBCS賞を受賞しているデザイン性に優れた建物となっています。
「自然と建物の共存」というコンセプトの下で設計されており、設計・監理は日本設計、デザイン協力を隈研吾建築都市設計事務所、ランドスケープデザインをランドスケープ・プラスが担当しました。かなりデザインに力を入れた建物であることが伺えます。
「樹木の様なビル」をイメージしたデザインで敷地に落葉樹を敷き詰めるなど緑をたくさん取り入れた概観となっています。
1階から9階までの外装は、太陽光パネルや、日射制御ルーバー等によって構成された「エコヴェール」とよばれる装置で覆われています。
9階部分に庁舎としての屋上が設置されており、「豊島の森」と呼ばれる空間が設置されています。そこでは小川が流れ、ホタルが舞い、芝生や四季折々の木々が植わる等まさに森という作りで、当ビルのコンセプトが一貫して「自然と建物の共存」「樹木の様なビル」であることを伺わせています。
これらの構造は高層ビル周囲で問題になるビル風の低減にも役立っているそうです。



3. 共有施設
コンシェルジュ、フィットネスジム、ゲストルームはは当然の用に設置。
ヒーリングルーム、スタディルーム、キッズルームといった少し珍しい設備もあります。
31階にビューラウンジ、屋上にスカイテラスがあり、このスカイテラスは池袋内最高の高さにあることからも当物件の目玉となっています。

その他、パーティールーム、ゲストルームも完備しています。高級タワーマンションなら当然ですね。
ゲストルームは11階と31階に2種類用意されており、畳を用いた和タイプと木の温もりをふんだんに味わえるモダンタイプがあります。


4. 間取り、賃料
1R40㎡前後のお部屋が15万円前後から、3LDK70㎡のお部屋も30万円台中盤の賃料となっており、マンションの規模や立地、築年数の浅さからイメージする価格よりも高くない印象です。
ただ人気物件のためか非常に募集数が少なく、全432戸のお部屋がありながら本記事執筆時時点での空き部屋は0件です。
賃貸よりも分譲タイプのお部屋の比率が高いのかもしれません。
5. 内覧動画
6. アクセス
最寄り駅はJRの池袋駅ではなく、東京メトロ有楽町線の東池袋駅です。徒歩1分ではありますあ駅直結となっています。
JR山手線池袋駅から徒歩8分とこちらも十分の近さです。
都内でも有数の大規模ターミナル駅である池袋駅まで徒歩10分以内にアクセスできるのは魅力的です。
デメリットとしては、レジデンスエリアが11階からとなっている構造上、11階部でエレベータを乗り継ぐ必要があります。
これは毎日利用することを考えると少し気になるポイントです。
7. 近隣施設
池袋はなんでもあります。
池袋のランドマークであるサンシャインシティまでは徒歩5分もかかりません。
もちろん日常的な買い物ができるスーパーやコンビニも充実しています。
ビル内にもファミリーマートとしまエコミューゼタウン店が入居しており、雨の日も傘いらずで買い出しに行けます。
8. まとめ
区役所とマンション一体型となっているビルは日本初です。
区役所の上に住む直接的なメリットはあまりないとは思いますが、区を司っている場所に居を構えるという心理的な優越感はひとしおではないでしょうか。
これだけの好立地、高級設備でありながら賃料もそこまで高くはなく(といっても普通のマンションと比較すれば高いですが…)、会社員でも手が伸ばせるラインに収めているの嬉しいです。
力の入っているデザインや駅からのアクセスの良さ等も含めてとても魅力的なタワーマンションではありますが、人気が集中しているのか空き部屋の募集があまりありません。
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