2. デザイン
世界的に著名なデザイナーであるリチャード・マイヤー氏によってデザインされ、2016年にグッドデザイン賞を受賞しました。
クロノレジデンスとティアロレジデンスとではデザインコンセプトが異なり、ティアロレジデンスは「Origami」(折り紙)と呼ばれるデザインコンセプトとなっています。
バルコニーの手すりに反射用のガラスを用いることで海や空の色を反射します。
住友不動産のラ・トゥールシリーズで用いられているガラスカーテンウォールとは異なり、壁面が総ガラスというわけではありませんがタワーマンションならではのダイナミックなビジュアルを演出しています。
エントランスは2層吹き抜けとなっています。大部分の壁面がガラスでできており光があふれ出る落ち着いた空間となっています。
3. 共用施設・サービス
変わったサービスとして住民専用の自転車のレンタルサービスが利用可能です。
湾岸エリアは電車の駅が少なく移動が大変なイメージがありますが自転車があると便利です。人通りも少なく道も広いためそういった面でも自転車での移動に適していますね。
また、自動車のレンタル(カーシェアリング)も可能できます。さらに電気自動車の充電サービスもあります。
2種類のラウンジやライブラリールーム、住人専用のルーフテラスなど充実した共用施設がそろっています。
この点は湾岸エリアのマンションなれではといった感じです。
ゲストルームや音楽室、書斎として活用できるスタディブース等も設けられています。
4. 間取り、賃料
一番小さなお部屋でも43㎡ の広さがあり賃料もそこそこ値が張ります。
こちらは1LDK44㎡で19万のお部屋の間取りとなります。
最上階のペントハウスでも130㎡弱の広さにとどまっており、高級マンションというよりもファミリー向けのマンションという位置づけのようです。
また基本的には分譲マンションであため賃貸の募集があまり多くはありません。
5. 内覧動画
6. アクセス
晴海運河沿いに建設されているため大通りから少し奥に入った場所にあり駅から遠いのがデメリットとして挙げられます。
ティアロレジデンスの最寄り駅は都営大江戸線の勝どき駅と月島駅でそれぞれ徒歩13分です。クロノレジデンスは勝どき駅徒歩11分なのでティアロレジデンス方が少しアクセスが悪いです。
前述の通り晴海エリアは電車の駅が少なく、どこに向かうにも橋を渡る必要があったり、まっすぐ進むことができなかったりと決してアクセスが優れているエリアではありません。
共用サービスであるレンタサイクル等を利用したり、あとはバスが充実しているのでそちらを利用するのもいいかと思います。
7. 近隣施設
大規模商業施設である晴海トリトンスクエアが徒歩圏内ではありますが、晴海エリアは買い物や飲食ができる場所が少なく、勝どき駅の方まで出向かないと不便さを感じてしまうかもしれません。
徒歩5分ほどの場所に24時間営業のマルエツがあり日頃の買い物はこちらで済ませるのがよさそうです。
あるいは少し距離はありますが橋を渡って豊洲方面へ向かえばららぽーとなどのショッピングモールが揃っています。
8. まとめ
大規模ツインタワーマンションであるザ・パークハウス晴海タワーズ。今回はティアロレジデンスの紹介でした。
ツインタワーでありながら異なるデザインコンセプトで設計された珍しいタイプのマンションです。ツインタワー自体珍しいですが…(晴海にはドゥ・トゥールや東京タワーズといったツインタワーがいくつかあります。)
ティアロレジデンスはティアラを意味するということで女性的な美しさ優雅さを意識したつくりなのかもしれません。
駅が遠い、近くにお店が少ないといったデメリットはありますが、それらはこのマンションに限ったものではなく晴海エリア全体の特徴でもあり、ごちゃごちゃしていない・人通りが少ないというメリットもあります。
2022年の施工及び開業が予定されているHARUMI FLAGが開業すれば晴海エリアも賑わってくるかと思います。
家賃相場が低めの晴海エリアにおいてはお部屋だけみるとちょっとコスパが悪い印象ですが共用施設・サービスが充実しているためそこに魅力を感じることができるか否かで評価が分かれそうです。
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